Beef in Beer
今日は万蔵氏のバースデー。
ギネスが大好きな彼の喜ぶ顔が見たくて
牛肉とお野菜をギネスビールで煮込む
Beef in Beerを作りました。
ことこと煮込むこと数時間、
ご飯にもよく合う
こくのあるビーフシチューのできあがりです。
いつものテーブルに
ぱりっと白いアイリッシュリネンのクロス。
アンから私達への結婚のお祝いです。
ロンドン暮らしが長いアンですが
実はアイルランド出身。
自宅にはアイリッシュドレスデンの美しい人形をはじめ、
わざわざアイルランドから送ってきたという大きな柱時計など
アイルランドへの想いが偲ばれるものが
いつも大切に飾られていました。
そして もちろんアイリッシュリネンのクロスも!
お客さまを招待する時や、特別な日には
コンサバトリーに面した部屋の
大きなダイニングテーブルに
いつもクロスがかけられたものでした。
そんなアンからの心のこもった贈り物、
実はこれまで一度も使ったことがなかったのです。
我が家の小さなダイニングテーブルには
いささか上等すぎる気もしていましたし
クロスで食事をするような機会もありませんでしたから
「いつか・・・」のまま4年が過ぎてしまっていたのでした。
そして いよいよその機会が!
彼の誕生日の前日は、娘のお食い初め。
私は朝からお赤飯の用意をしたり
お煮しめやお吸い物を作ったりと大忙しでした。
せっかくだから、と
いつもは使わない食器達まで出してきて
小さな漆盆に。
でもちょっと間が抜けています。
焦げ茶色のダイニングテーブルに漆盆。
・・・・
しばらく考えて 思いついたのでした。
「そうだ!アンのクロスを使ってみよう」
その思いつきは大成功。
少し厚地の白いクロスは
確かにアイルランドのものではありますが
色鮮やかな和食器の美しさを際だたせてくれ
お祝いの食卓にふさわしい華やかな雰囲気を。
何より嬉しく思ったのは
娘の大切な日の食卓に
アンからのクロスをおろせたこと。
アンは私にとって イギリスのお母さんですもの!
アンがくれたアイルランドのクロスに
日本の器と、お祝いの和食。
そんな食卓を囲む 家族三人。
写真があがってきたら
アンへも送ろうね、
なんて話しながら食事が進みました。
そしてその翌日、
万蔵氏のバースデーの食卓でも
クロスはひかえめに、けれどとても素敵に
テーブルを彩ってくれたのでした。
アイルランドのビール、ギネスを使ったお料理との相性は
もちろん言うまでもなく!
ちょっぴり余談。
この日には 娘が使う食器もおろしました。
こちらはピーターラビット。
私達夫婦の英国好きを知る友人からのプレゼントです。
かわいいねえ、ピーターだねえ、とはしゃいで
お皿に書かれた物語を読んでみても
娘はどこ吹く風、の無関心。
仕方なく 食器がくるんであった紙を片付けはじめると
急にはしゃぎだしてしまいました!
どうやら くしゅくしゅ音のする包装紙が気に入った様子。
夢中になって見入っています。
そうだよね。
今はまだこっちの方が楽しいよね。
しばらくはその包装紙であれこれ遊んでしまいました。
娘がこの食器を使える日はまだまだ先のこと。
ゆっくり ゆっくり 大きくなってね・・・
(2002.2.22)