Chocolate Biscuits
 


 

ざっくりと素朴なチョコレートビスケット
かわいらしいチェックの模様は
フォークの裏でつけてゆくのです。
甘さはひかえめに、
けれど今日はクロスの水玉に合わせて
チョコチップをちりばめてみました。

          
実はこれ、はじめて手にした英国菓子の本に載っていたもの。
もう約10年前ほど前 妹が買ってきたのが出会いでした。
ハーブの研究家としても知られる北野佐久子さんの「イギリスのお菓子」。
  英国の伝統菓子とそれにまつわるエピソードが豊富な上
さりげない英国の日常風景の写真も数多くもりこまれていて
いったい何度ページをめくったことでしょう。
数年後 とうとう見かねた妹が譲ってくれました。
Dear お姉ちゃん            1992.9.27
   という裏表紙のサインと共に。
 

その後、北野さんの本は

 「イギリス料理を召し上がれ」
「イギリスのお菓子2」
「季節を楽しむイギリスのお菓子」
「アガサクリスティーの食卓」と
全てが 愛読書となりました。
つい先日 そんな北野さんの最新作
「だからイギリスが好き」を読んでみてびっくり!
前書きに引用されている吉田健一氏の言葉
‘生活は英国に置いては文化の別名である’は
まさに私も「英国小景」内のエッセイに書いていたことだったのです。
ああ、北野さんもこんな風に英国を思っているのだな、と
とても嬉しく、身近に感じてしまったのでした。

               
さて、この「イギリスのお菓子」には 後日談があります。

結婚前 遊びに行った万蔵氏の本棚にもこの本を見つけたのです!
「えっ この本自分で買ったの?」
「本屋で見つけたとき 買わずにはいられなかった」
その姿を想像して 思わず笑ってしまいました!
ちなみに初めて彼にプレゼントしたものは
このビスケット。
赤いタータンチェックの缶に詰めて
割れないことを願いなが送りました。
ないしろ当時は遠く離れて暮らしていましたから。 
   結婚した今、二人の本棚には二冊 この本が入っています。 

          

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