Blue willow のある食卓
ーEveryday with Bluewillowーー
春。
待ってましたと、鞘に入ったえんどうを買ってきます。 そう、豆ごはんを炊くのです。 塩とお酒で、ほんのり薄味に炊いた豆ごはんが大好き。 鞘からお豆を出していると 少し開けた窓から、風と共に部屋に入り込んでくるのは 子供達のはしゃぐ声、工事の音、ヘリコプターの音・・・・ 賑やかなおもてと、静かでひんやりした室内に ふと、春休み中の小さな自分がここにいるような気になります。 春っていつもこんな風が吹いていた、こんな音が聞こえていた、 こんな気持ちだったなあ・・・・なんてぼんやりしていたら、 あらあら、小さい手が伸びてきましたよ。 |
‘イギリスのお話の本を開いてまず目につくのは、ブルーの衣装。 ピーターラビットも、アリスも、クリストファーロビンも、 それからパディントンのダッフルコートも、 それに大人のメアリーポピンズのスーツまで 主人公たちは例外なくブルーの衣装を身にまとっています’ はっとさせられるフレーズでした。
「これは、お話を世に送りだした作者たちの
そんなことを考えてのことではありませんでしたが 青という色の意味をこうしてあらためて知ると ブルーウィロウを毎日の暮らしに使うことが一段と嬉しくなり、 又、ブルーの衣装を身にまとうひとたちのお話しを もう一度、読んでみたくなるのです。 動物が人間達とおしゃべりしたり、不思議な国を冒険したり、 傘で空をふわりと飛んでみたり。 それは今の私にはもう 本の中の世界。 けれども朝、目が覚めてベッドを後にする時、 一緒に眠ったぬいぐるみ達にバイバイと声をかけている小さな娘を見ていると 私には行くことのできない世界に、彼女は軽々と行けているんだな、と 微笑ましいような、羨ましいような、そんな気持ちになります。 物語の世界を自由に歩ける今は、その特別な時間をせいいっぱい謳歌してほしい。 そして本を閉じ、現実を歩きはじめる時がきてもなお 想像と夢の楽しさを忘れることなく、 気高く前向きに生きていってほしい。 そんな願いを託し 私はブルーウィロウの食卓で応援しましょう・・・ |
その朝、食堂に下りてゆくと
窓際のテーブルでブルーウィロウのティーセットが 静かに私達を待っていました。 その佇まいが、とても好き。 数ある素敵な洋食器の中、ブルーウィロウよりも好みのパターンは 実はいくつもあります。 それでも私がブルーウィロウという、 この一風変わったティーセットを選んだのは 絵柄そのものより、 この食器の醸し出す‘雰囲気’が好きだからなのでしょう。 これがあるだけで、その空間にどこかゆったりと落ち着いた 英国の空気が広がる気がするのです。 この写真は 学生時代に友人と旅したオクスフォードでのBBの朝。 9月の英国はもう寒く、街はすっかり紅葉していました。 |
元気なオレンジ色が目にも鮮やかな人参サラダ。 ツナや玉ねぎも入り、簡単なのにしっかり美味しい本格派。 私たち夫婦はもちろん、時折 遊びに来る妹も大好物で 彼女が来る日には必ず作っておきます。 さて、人参といえば うさぎさん! 現在5ヶ月半になる娘は、生まれた頃からどことなく白うさぎのイメージでした。 はじめての女の子だから、と奮発して用意したパステルカラーのお洋服よりも 着替え用にセールで買った シンプルな白い服がよく似合い、 それを着て眠っている丸い横顔は、まさに白うさぎ。 まだ離乳食がはじまったばかりの我が家の白うさぎちゃん、 もう少し成長したら 好き嫌いなく人参を食べてくれるでしょうか? |
私はいちごのことを 「ご!」と呼んで 青いいちごにまで手を伸ばしていたそう。 今春初めての この小さな朝摘みいちごは まさに その頃のいちごの甘酸っぱさ。 大きくて甘いいちごが一年中手に入る今日この頃ですが こういういちごの味も忘れたくないものです。 |