Blue willow のある食卓
ーEveryday with Bluewillowーー
サイトの更新もままならぬうち、 もうクリスマスシーズンです。 せめても、とクリスマスモチーフの楽しい型で クッキーを焼きました。 キッチンにあるごくごくシンプルな材料で作ったクッキーでしたが 焼きたて、その日の夜、2日目・・・ それぞれに美味しくて クッキージャーいっぱいのクッキーは全て3日目でみんなのお腹の中に。 とりわけ、3日目の味わいが気に入った娘曰く 「クリスマスの3日前にもう一度、焼こうね。 一番美味しいところを、サンタさんに用意してあげたいから!」 今年は、学校から戻るなり神妙な顔で 「サンタさんて、本当はパパとママなの?」なんて 尋ねてきたりもしましたから サンタの魔法もそろそろタイムリミットのお年頃でしょうか。 それならクッキー作りくらい、協力しない手はありません。 クリスマス3日前にもう一度クッキーを焼いて、 サンタさんへの手紙、そしてミルクと一緒に ツリーの下に置いておくことにしましょう。 魔法を一緒に楽しめた幸せな8年間に感謝して・・・ まだしばらくは落ち着かない日々が続きそうですが 私達家族にとって特別な年越しになるであろう 2009年から2010年への日々を 大切に過ごしたいと思う今日この頃です。 又、ゆっくりとウィロウダイアリを綴る日を楽しみにして・・・ みなさんもどうぞ楽しいクリスマス、 そしてよいお年をお迎えくださいね。 (2009.12.13) |
イギリス映画「Melody」(邦題*小さな恋のメロディ)を
久しぶりに観ました。 初めてこの映画を観たのは、初渡英の直後。 パブリックスクールに お茶の時間、ロンドンの街角・・・ 自分が肌で感じてきたイギリスと 映像とを重ね合わせながら しみじみと見入ったものでした。 随所で流れるBee Geesの音楽、 とりわけ、主題歌でもあった「Melody Fair」が 懐かしく胸に響きます。 英訳するならば、娘の名前もMelody.
10ヶ月間も、私のお腹で暮らしていたからでしょうか!? 彼女とは不思議なほど音楽の嗜好がよく似ています。 これは、あの時聴いた曲ね・・・ 特にあの旋律がいいよね・・・ こんな気持ちになるね・・・ 共感し合えるのは本当に嬉しいこと。 二人の間でこんな話が始まると こればかりはアンテナが全く異なる旦那さまは ごめんなさいね、 残念ながら蚊帳の外なのです。 夏の終わりのバイオリンリサイタルは 二人分のチケットをとりました。 もちろん、話のワカル同士でね! (2009.7.15) |
バジルの味を知ったのは、19年前の6月、 初めて渡ったイギリスでのことだったかと思います。 約ひと月ほど滞在したのは イギリス人のご主人とイタリア出身の奥さんというご家庭。 裏庭を望むポーチのテーブルに並んだ食事は ハーブ類をふんだんに使ったイタリア料理も多く 典型的なイギリスの老婦人宅にステイした友人が 「今日も豆の缶詰めとポテトだった・・・」と苦笑いしていたことを思えば 恵まれた食生活だったのでしょう。 バジルで作るジェノベーゼソースを絡めたポテト料理も よくつけ合わせにいただいたものでした。 ご夫妻と、その息子さん、ときどきそのお友達。 そしてトルコからの留学生と私。 賑やかにお腹が膨らむと、 奥さんのギターに合わせてみんなで歌を口ずさみ 初夏の宵を楽しだ、あの6月。 今でもこの季節が来るとそんな思い出が蘇ってきます。 今年もジェノベーゼソースを仕込んだら まずジェノベーゼポテトを作りました。 *サフォーク地方の思い出* なにしろ、もう20年近くも前のものです。 写真はすでに色褪せた感もありますが、 初めて滞在したサフォーク地方の素朴さこそ 私が一番惹かれるイギリスの風景だと あらためて感じずにはいられません。 サフォークの町や村、 いつかじっくりと旅してみたいものです。 (2009.6.21) |
遠足の朝、お弁当にささみのフリッターを揚げる。 衣に粉チーズと牛乳を加えたふわふわの食感は 冷めても美味しく、お弁当にぴったりだ。 食べているうちに舌が不気味な色になるものだとか、 途中で味の変わっていくものだとか、 厳選された!?妙な駄菓子も、既にリュックにスタンバイ、 二年生の行き先は、植物園とのこと。 それにしても・・・ もう一年生じゃないって、どこか一歳が終わった時と同じような気分だなあ。 なんとなく、もう特別ではない感じ。 ゆっくりと願っても、いつだって時の流れは容赦ない。 ため息が漏れそうな口に 揚げたてのフリッターを一つ放り込み 春の憂鬱をちょっとだけ封じ込める。 (2009.4.27) |