Blue willow のある食卓
    ーEveryday with Bluewillowーー







    栗きんとんに生クリームを加えた
    きんとんシャンテリーのサンドウィッチ。
    年末、おせちの本で見て
    これは!と栗きんとんを多めに作っておいた。
    小正月明けのおやつに。





     


    年賀状を仕舞う段となり、もう一度読み返す。


    「元気で楽しくおだやかに過ごせる一年になりますように」
    いつの間にか私達も、かくも平凡で、ありきたりな言葉を
    送り合えるようになったんだね。
    もっと尖った、あるいはもっと夢見がちな言葉を連ねた10代の頃には
    それが究極の幸せだなんて、思いつきもしなかった。


    大学時代の友人との「一年越し」のやりとりも、楽しみ。
    年賀状への返事を、次の年の年賀状に書く、といった塩梅。
    芥川賞に「乙女の密告」が決まった年、
    「なんだか大学時代を思い出したよ」と彼女が書いてきた。
    ドイツ語学科の女子学生が、
    厳しい先生の下で、スピーチコンテストに向けて暗唱に励む物語。

    次の年の年賀状に、私も書いた。
    「違うけれど、でもどこかやっぱり似ているよね」
    たいてい、年賀状らしからぬ、
    あさっての方向気味なテーマで

    一年越しの会話が今もずっと続いている。



    「10年ぶりのイギリスに行きました。
    見るもの全てが栄養になる、そんな旅でした」
    年下の彼女のくせのある文字を、何度も辿ってしまう。

    滅多に刺激されることのない出不精の旅心が、
    「そんな旅」に、憧れて。


    イギリスの日々を共に過ごした友人からは
    「イギリスとは無縁の日々ですが、心にはあの頃の思い出を
    大切にとってありますよ。」
    あの頃にはあの頃の、
    今は今の一番大切なものを
    自分のフィールドで守っていく。
    サッカーボールを抱えた二人の息子さんの写真に
    彼女の笑顔が重なって。



    「少しずつ少しずつ、情熱を持ってがんばりましょうね。」
    こちらはバイオリンの先生から娘へ。
    私自身への応援の詞にもしよう。

    少しずつ、少しずつ、情熱を持って!








    なにはともあれ、
    明るいメロディーに満ちた一年になることを願って!



    (2013.1.20)



    (
     












    まっさらな年の、まっさらな朝に
    天からの贈り物。
    しんと冷えた空気のなか、
    白い調べに耳を傾けて・・・


    本年もどうぞよろしくお願いいたします。


    2013年


    (2013.1.5)