Blue willow のある食卓
    ーEveryday with Bluewillowーー








       



       







    こんな日は、キッチンでぐつぐつ。
    チャウダーには、
    冬のお楽しみ、牡蠣も入れましょう。





    「いいにおいが、キッチンからお散歩してきた!」















    (2015.1.22 )











    夢二から、Mozartへ



    2015年が明けました。
    今年のカレンダーも、筆跡カレンダーです。
    某住宅メーカーが発行しているこのシリーズ、
    2年続けて選ぶことになったのは
    2014年が竹久夢二だったからであり



    (


    今年はモーツァルトだったから。




    夢二の字は、物言う、字。
    絵に、デザインに、文章に、
    多才だった彼がその筆跡にも著しい。
    そして、モーツァルト。
    デザインに組み込まれた楽譜からは
    流れるような羽根ペンが目に見えてくるよう。
    数字より、きっと音符と親しかった。
    澱みのない、明るい彼の旋律にあやかり
    今年もいい一年になりますように。







    忙しかった年末年始が飛ぶように過ぎ、
    あっという間に、誕生日を迎えました。
    私の誕生日は1月17日。
    誰にとっても忘れることのできないこの震災の日に
    狭い台所で子供達と押し合いへし合いケーキを焼きながら、
    でも、どこか心静かに
    冬休みに観た
    映画「のだめカンタービレ」最終楽章(後編)のワンシーンを思い出していました。
    言わずとしれたこのコメディ、
    世間で流行ってから随分と久しく、
    実のところ、原作の漫画もまだ読んではいないのですが
    偶然に、この映画版「最終章(後編)」を観て、
    ある台詞に心打たれたのでした。


    終わりというもののない「音楽」と向き合っていく苦悩の中で、
    それでも、演奏の中に喜びを見出し、
    再生していく登場人物の言葉です。
    ‘どんなに苦しくても
    気が遠くなるほどの孤独な戦いが待っていても
    こんな喜びが待っているから
    何度でも立ち向かおうと思えるんだ。’





    それは確かに、終わりなきものを目指す者だけに与えられた
    苦悩と喜びに違いありません。
    そして、同時に、それは私達の人生にも通じることだとも言えるのではないでしょうか。
    苦しみや、哀しみ。
    気の遠くなるような孤独と
    多分、みんな折り合いをつけながら生きている。
    でも、そんな中にも
    一筋、喜びの光を見出す瞬間が用意されているから
    私達は、何度でも立ち向かおうと思える。
    生きていける。
    苦悩から、喜びへ。
    劇中、再生のシーンの音楽は
    モーツァルトの「二台のピアノのためのソナタ」でした。



    (2015.1.17)