Blue willow のある食卓
ーEveryday with Bluewillowーー
One fine Autumn day! (2018.11.4) 自分は一体、どこに向かっているんだろう。 何を目指して、どこに向かって? 40代も半ばを過ぎて ふと、そんな思いにとらわれることがある。 つまりそれは、 人生の、というちょっと大きな問いかけで 「進路希望調査票」なんて紙を前に ため息をついている高校生のそれとは 少々トーンが異なる。 (もちろんそれぞれに真剣には違いない。) そんな時は、歩く。 人生の、なんて大仰なものではなく 今日、今現在、行き先がはっきりしているところまで、 ただ、わしわし、がしがし、歩く。 バスに揺られて運ばれるのではなく、 自転車で疾走するでもなく、 自分の足で、スピードで ひた歩く。 歩けば進むし、景色は変わる。 空の色、風の温度、葉擦れやクラクションの音、行き交う人々・・・ そして、それらすべてから想起されるさまざまなこと。 刻々と変わりゆくそれらに 自分もまた、刻々と変わっていく。 自分の速度で歩みを進めながら 見、聞き、感じ、考える。 開かれた五感で受け止める世界は 部屋の中で一人思い巡らしているのとは全く異なり まだ見ぬ先のことを いたづらに案ずるいとまを与えない。 そして、結局のところ、気づく。 それは明るく、清々しい気づきだ、 いや、気づきというより、 リアルな実感なのだ。 どこを目指そうとも この一歩の先にしか、行き先はないし、 実際に歩いてみなくちゃ、何もわからないということに。 さ、今朝は職場まで歩いて行こう。 「え、今日も歩くの? 健康診断近いから?」 「ちがいますっ!」 (それもまあ、なくはなくはない・・・) (2018.10.24) |