Blue willow のある食卓
ーEveryday with Bluewillowーー
心の風景が変わるとき ー年の瀬にー 「よいお年を」は 定型ではあるけれど、清々しい年末の挨拶だ。 今年もまた、例年通りそう言い交わして 仕事納めの日を終える。 それは、十分にわかっていたはずなのに、 実際に言って、言われると いつもとは異なる感情がこみ上げてきた。 2020年の師走、 誰もがマスクで、表情も半分以上わからない。 そんな中での「よいお年を」である。 定型ではない感情に 思わず、目頭が熱くなった。 静かな冬休み。 ザッハトルテを焼いて、音楽を選ぶ。 不安にかられることの多かった今年、 どれだけの旋律に心救われてきただろう。 東日本大震災の後、 音楽の道を志した学生の言葉がよみがえってくる。 「音楽で全てを変えられるわけではないが 心の風景は変わる。 それが希望になる。」* 今年もBlue willow Journalに遊びに来ていただき ありがとうございました。 心の風景が変わり、それが希望になる。 そんな想いを込めて とびきりチャーミングなKhatia Buniatishviliのピアノをご一緒に。 みなさん、どうぞよいお年を! Khatia Buniatishvili plays La Javanise *朝日新聞 2018年 4月26日 文化・文芸欄 音楽教育「エル・システマ」 福島の支援で成果 (2020.12.30) |
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