Blue willow のある食卓
    ーEveryday with Bluewillowーー








    「この曲知ってる?」
    息子が鼻歌でたずねてきたのは
    ショパンのノクターン9番だった。
    毎朝、学校でかかっているのだという。
    「朝に? ノクターンて夜想曲って意味だよ。」




    (えー、私が中学生のときは
    グリーグの「朝の気分」がかかっていたのになあ。
    確かにメロディーは美しいけれど
    どうして朝にノクターンなんてかけちゃうんだろう・・・)












    「いいんだよねえ。
    まだ誰もいない教室に、朝の光が差し込んでいて
    そんな中で聴くこのピアノ。
    朝の静かな時間にぴったりだと思う」





    そうだね。そうだった。
    曲のタイトルなんて、
    なんの問題でもないんだった。

    まっさらな心で受けとめる
    朝のノクターン。












    息子、中学三年生。
    テストと面談が次々にやってくる秋の日々。
    干渉を煙たがるお年頃だから
    母は潔くキッチンから応援するしかない。















    それにしても、14歳男子の食欲には
    目を見張るものがありますね。
    作って置いておいたキャラメルポテト、
    ちょっと目を離していた隙に
    いづこへ?





    (2024.11)






















    来年のカレンダーの時期。
    長年同じものを使っているから
    この季節になると書店から入荷連絡が入り
    「もうこんな時期!」となる。
    短い秋、
    風をきって行こう。














    旭川沿いは自転車を押して歩く。
    少し早めの七五三だろうか、
    晴れやかな装いの家族が
    賑やかに通り過ぎてゆく。
    いつかの風景。
    川は流れ、時も流れていく。

















    後楽園に続く鶴見橋の近く
    「みちくさ」という名前のついた店で
    スコーンを買った。
    いいな、道草って。
    いっぱい道草食って
    これからも流れていきたい。
    ・ ・ ・ 行きたいんだけど
    スコーンと一緒に
    クロテッドクリームも買ったのだった。
    クリームが溶けないうちに
    今日ばかりは道草をせず、急げ!





    (2024.10.26)