Blue willow のある食卓
ーEveryday with Bluewillowーー
毎日は、アップダウン。 1年365日 気分も、体調も、お天気も 上ったり、下ったり。 だからこそ、 「同じことをする」ということは、 案外大きい。 嬉しくても、悲しくても 元気でも、力がでなくても、 照っても、降っても いつも変わらずにする、ということ。 物理的に「同じことをする」ことで 感情の振り幅も整うのだと思う。 だから、次第に心が整ってきて 結果的にすっきりしたり、落ち着きを取り戻したり。 時には、救われることさえある。 毎夕、子供達のバイオリンの練習を聞きながら そんなことを考える。 弾いている本人達にまだその自覚はないかもしれないけれど。 土曜日のお昼前、
お腹を空かせた子供達がレッスンから帰って来る。 「次の発表会、ハイドンのバイオリンコンチェルトに決まったよ!」 電話口から明るい声。 作りおきしておいたミートーソースをあたためる。 (2016.1.30) |
氷点下の日曜日。
今朝のスコーンはコーンスターチ入り、 見た目もさっくり焼き上がる。 そろそろ、あまい香りが おねぼうさん達を起こす時間。 (2016.1.24) |
フェスティバルホールを出ると、 きらめく電飾が迎えてくれた。 3時間半、35曲に及ぶライブの冷めやらぬ熱気を心身に宿した人たちが 一度、そこで足を止める。 そして、熱を閉じ込めるように、あるいは冷ますように、 思い思いに、輝く雪の結晶を見上げ、 三々五々歩き出していく。 当初は、妹からの強制連行かと思われた エレカシの新春ライブは 連行に感謝するしかない素晴らしいステージだった。 圧倒的なエネルギーが渦巻いていた 1月11日の大阪 フェスティバルホール。 まっすぐで、骨太な歌声と、 叙情的に展開していく旋律の妙なるコンビネーション! 姉、倒れるどころではありません。 そこに居合わせることができる幸せを噛みしめた 充実のライブだった。 今朝も風は刺すように冷たい。 一杯の珈琲を入れて、覚悟を決める。 “おひさまよ、なぜ、キミは昇る。 いずれにせよ、俺はゆかなきゃならぬ。”* 誰にとっても等しく、明日のことは分からない。 悲しい出来事があり、 そんなことを思い知った年始だった。 確かなこと、 それは目の前の今を生きているということだけだ。 だから、この世の旅人である限り、 私達は今日も、それぞれにゆかなきゃならない。 ドアを開け、 ふたたびの覚悟で、寒風の中をいざ。 “ゆくぜ、ゆくぜ、ゆくぜー ”* *エレファント カシマシ「永遠の旅人」 (2016.1.20) |
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