Blue willow のある食卓
    ーEveryday with Bluewillowーー









    お江戸紀行(3)






     











    トルーマン・カポーティの
    「クリスマスの思い出」は
    毎年、この時期にフルーツケーキを焼くように
    クリスマスの季節には、
    毎年、手に取りたくなる一冊です。










    1









    早稲田大学国際文学館 村上春樹ライブラリーで
    山本容子版画展「世界の文学と出会う〜カポーティから村上春樹まで」を
    見ることができたのは幸運でした。
    カポーティの紡ぐ物語もさることながら、
    村上春樹さんによる訳、
    山本容子さんの銅版画が
    三位一体となって特別な輝きを放っていること、

    更には、装丁や本のサイズ、手触りに至るまでが
    ひとつの「世界」としか言いようのない
    本を超えた、本であること。
    そんな長年の印象を確かなものにする時間となりました。











     







    「(略)これは誓ってもいいけれどね、
    最後の最後に私たちははっと悟るんだよ、
    神様は前々から私たちの前にそのお姿を現わしていらっしゃったんだということを。
    物事のあるがままの姿」
    ー彼女の手はぐるりと輪を描く。
    雲や凧や草や、
    骨を埋めた地面を前脚でかいているクイーニーなんかを
    残らず指し示すかのようにー
    「私たちがいつも目にしていたもの、
    それがまさに神様のお姿だったんだよ。(略)」 ※







    「クリスマスの思い出」 
    カバーをはずしても素敵です。







    ※ 引用 「クリスマスの思い出」
    トルーマン カポーティ 作
    村上春樹 訳
    (文藝春秋)






    *2012年にも「クリスマスの思い出」について書いています*








    (2024.12.25)