Irish Stew


 

ルト神話、エンヤ、アイリッシュハープ・・・
古来「緑の島」と呼ばれたアイルランドは
私にとっては まだ未知の土地。
どこか神秘的で 霧のかかったモノクロームの世界です。

と同時に、IRA問題や高失業率など
実際はさまざまな問題をかかえた島ともいえます。
人口の2/3が農業に従事していた19世紀、
彼らの主作だったジャガイモが病気で枯れてしまい
大勢の人々が飢饉で苦しんだという
通称「ジャガイモ飢饉」もありました。
ですからIrish Stewも もともとは
安くて固い肉しか手に入らなかったアイルランドの人々が
長い間煮込んでシチューにしたら 
お肉も柔らかくなるから、ということで
食べていた古くからの家庭料理なのだそうです。

今にも雪が降り出しそうな
寒い一月の午後、
ストーブの上でひたすらシチューを煮こみます。
このシチューの味付けは、塩とコショウのみ。
(禁じ手を承知で 仕上げにちょっぴりお醤油を
加えましたけど!)
けれども 野菜のうまみがじんわり溶けでて
シンプルにして なんとも滋味深い味。
長ネギを入れるのも特徴の一つです。
ちょっぴりスパイシーになって
香りも食欲をそそるのです。
アイルランドにならい?安いお肉で作りましたが
出来上がりは驚くほど柔らかく、ホロホロ!
 

そうそう、アイルランドといって ひとつ忘れていましたね。
ギネス!
ここ緑龍館の主人がなによりもひいきにしているあの黒ビールです。
ビールの飲み方にもお国柄が表れるものですが
ビールをきりっと冷やして一気に飲む 湿度の高い日本とは異なり
英国では室温程度のものを 時間をかけて飲んでいきます。
ちょっと物足りないような気もするのですが
コクがあって、じんわりとした味わいのあるギネスなどは
そんな ちびり ちびり の飲み方が合っていると思います。

           
 


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