Blue willow のある食卓
ーEveryday with Bluewillowーー
娘、5歳の夏。 なわとびや補助輪なしの自転車 バレエのステップ、 正しい文字の書き方や お金の数え方 はじめはどれもスムーズにはいかなかったけれど 毎日少しずつでも取り組むことで どんどん自分のものにしていきます。 ‘毎日’って、案外難しい。 でもその力は、大きい。 「ママ、できたよ!見て、見て!」 輝く笑顔が、私の喜び。 もちろん、何をする時にも壁は立ちはだかるものだけど ‘毎日’ちょっとずつが それを越える鍵のひとつみたいだね。
成長に寄り添えることに感謝する、 そんな私の毎日です。 スクールの園庭で育てたミニトマトが真っ赤に色づきました。 甘みがぎゅっと詰まっていて美味しい。 とうもろこしはランチタイムに焼いて みんなで食べるのだそう。 いろんなことを経験して 楽しい楽しい夏になあれ! (2007.7.25) |
♪ 「冷たいレモネード・・・ 確か、‘うえきやのくまさん’も仕事の合間にビスケットとレモネードを おくさんに出してもらっていたよね」 読んだ瞬間、 私の心にも炭酸の泡のような楽しさが、 しゅわしゅわと弾け始める。 好きな絵本のシーンを思い出したから? 文字を見ているだけでも自然に顔のほころぶ ビスケットとレモネードという組み合わせゆえ? 知ってる?なんて聞かなくても あたりまえのように‘うえきやのくまさん’を話せる友達の存在? きっと、その全部が楽しさの理由。 美味しそうなレモネードを見つけたという友達からのメール。 梅雨空に爽やかな風が届きました。 (そして私は、すぐさま教えてもらったレモネード求めて 自転車を飛ばすのです。 ・・・弾けすぎ!?) ‘うえきやの くまさん’はじめ、 全5冊のくまさんシリーズ。 やさしい色使いと、リズミカルな言葉で 働き者のくまさんの日常が描かれています。 娘が2歳だった頃、 何よりもこのシリーズが好きで くり返し、くり返し読みました。 どこを開いてもイギリスの気配に満ちていて 私もページをめくるたびにわくわくしたものです。 お話の魅力はもちろんのこと、 今思えば、主人公のくまさんが 彼女が赤ちゃんの頃から大切にしているテディベアに似ているのも ことさらに親しみを感じていた理由のひとつなのかもしれません。 この写真は、娘が2歳の頃のもの。 当時、「くまちゃん」だったテディの名前は、 そのまあるい姿ゆえに、「まるくまちゃん」に代わり、 今では、短くなって「まるちゃん」に落ち着いています。 数々の試練を!?受けていることは、今も変わらず。 *出版社や詳しい内容等、 くまさんシリーズの絵本についてはこちらにも紹介しています。 (2007.20) |
夏のおもてなしに、トライフル!
そもそも、Trifleとは「つまらないもの、とるにたらないもの」の意味。 固くなったスポンジやカステラ (果物のシロップや、お酒をしみこませるので十分) 中途半端に残ったフルーツやクリームを利用して気軽に作る 英国の家庭的なデザートです。 冷やしていただくと これがなかなかどうして いくつもの素材がしっとりと馴染み 味のハーモニーは想像以上。 とるにたらない、なんて言わせません。 残り物よ、大志を抱け!? 我が家のトライフルはたいてい こんな感じ。(イラスト参照) 缶詰のミックスフルーツと、 レンジで作るカスタードクリームを使うので 火を使うこともなく とても簡単。 フレッシュなフルーツを使うと なお美味しくできるのかもしれませんが そこは やっぱりトライフル。 ちょっぴりジャンクな方が 雰囲気もでるというものです。 アンは、クリームの上にはアンゼリカなどを飾っていましたっけ。 私は、黄緑色のぶどうを散りばめて 水玉模様のように、涼しげに。 新幹線でやってきた友人は 肩を落としていました。 食後のトライフルをとりわけながらも 事の深刻さに、ため息が漏れてしまいます。 私達が出会った10代後半から お互いに いくつもの悩みや迷いを抱えてきましたが 今、彼女が直面している問題は、 年を重ね、家庭を持っているだけに 複雑で、重い・・・ と言えるかもしれません。 でも、いつだって 道はひとつじゃないから。 方法はいくつもあるから、 一番大切にしたいものを軸に みんなで乗り越えていってほしい。 焦ることなく、 時間をかけることを恐れずに。 そう願わずにはいられません。 次に会うときには 笑顔が戻っていますように。 (2007.6.24) |