Chocolate Truffles
英国料理の本で’チョコレート ラム トラッフル’
というお菓子を見つけました。
溶かしたチョコレートにバターや卵黄、
そしてラム酒を加えて
小さなボールのように丸め固めたもの。
あいにくラム酒はきらしていましたが
チェリーのブランデー、キルシュならあります。
そんなわけで、今年のバレンタインデーには
チョコレート キルシュ トラッフルを作りました。
彼にチョコレートを送るのも 今年で5回目。
5年前のこの季節に出会い、
彼に出会う前に 夏からの留学を決めていた私は
その後、7月にひとりで渡英。
そして9月には彼も英国に来て
私が暮らしていたロンドン郊外の町、
ビーコンズフィールドで結婚式を挙げたのでした。
結婚の日の写真を
今もお部屋に飾っています。
式の後、パーティーを開いていただいた
Merrion Houseの庭でとった一枚。
背景には 大好きなイギリスの緑があるのみ、という
シンプルな構図が気に入り
沢山の写真の中からそれを選んでフレームに入れているのです。
笑顔と涙でいっぱいのその日を納めたアルバムは
実際、2冊ほどあります。
1冊は自分達で作ったもの、
そしてもう1冊は、
イタリア人のクラスメート、マニュエラが作ってくれたものです。
「このアルバムをみる度に、
Merrion Houseで過ごした楽しかった日々と
私達みな、友達のことを思い出してくれたら嬉しい」
そんなメッセージを添えてくれた彼女、
当時は 獣医さんの卵でしたが
今では立派な獣医として動物たちに囲まれているのでしょう。
今、あらためて思い返すに
イギリスという大好きな地での結婚式が思い出深いものとなったのは
イギリスの人たちだけでなく
国籍を超えた沢山の人たちの優しさのおかげです。
「ビーコンズフィールドで一番しあわせな一日だった」
結婚の日のことを そう言ってくれたマニュエラ。
国や人種が違っても
しあわせに感じる気持ちや、嬉しい想いに
垣根はありません。
そしてもちろんその逆も。
世界情勢が日々 緊迫してゆく今日この頃、
イギリスで出会ったいろんな背景を持つ、いろんな国の人のことを思い出すにつけ
少しでも早い春の訪れを願わずにはいられません。
(2003.2.14)